Mafra国立宮殿有料エリア

MafraPay 観光

ポルトガルいち豪華なバロック建築のマフラ国立宮殿。

前回は無料エリアをご紹介しましたが、今回は有料エリアを。有名な図書館も有料エリアです。
平日の朝に行くとかなり空いていました!

↓無料エリアはこちら。
マフラ国立宮殿へのアクセスも詳しく書いてありますので行きかたが気になる方は下記の記事もチェックしてみてくださいね。

営業時間

オープン 9:30
クローズ 17:15(図書館) 17:30(宮殿)

めちゃくちゃ分かりづらいチケット売り場

建物の左側らへんにある入口に入ると、馬車の荷台が展示されていました。
綺麗な洋服を着たお姫様が乗っていたんだろうなぁ~

めちゃくちゃ分かりづらいのですが、チケットはこちらのお土産売り場にて販売されていました。
大人6€、12歳以下のお子さんは無料です。

見学スタート!

さてさて、見学スタートです!

入口には案内がありました。

階段を上がると皇室の住居、右側へ進むと修道院です。
始まりは修道院からのようですので修道院から攻めていきます。

第一の部屋

しょっぱなから豪華なアート作品がずらり。
迫力満点。

このあたりのお部屋は18世紀に偉い家臣の方たちのお部屋として使用されていました。

↑写真手前にある木でできた小礼拝堂に立つ聖母マリアと赤ちゃんのキリストの像は18世紀に造られたものですが、誰の手によるものかは謎。

上記写真の右側にあるのは洗礼に使われる教会の家具で洗礼盤(せんれいばん)というもの。こちらも木でできていて19世紀にマフラで生まれ、ここの聖堂で洗礼を受けたジョアオン王6世の娘であるアナ・デ・ジーザス・マリア姫(1806/1857)のために特別に造られました。

綺麗に色が塗られたテラコッタでできた“モロッコの聖殉教者”の像。

1219年、今から800年ほど前の話。フランシスカンというキリスト教宗派の6人の修道士、ヴィタル、べラード、ピーター、アクルシウス、アジュンタス、オットが宗教を広めるためにスペインに派遣されました。スペインのアラゴンという場所に到着したものの、ヴィタルが病気にかかり置いて行かれることに。

その後、ポルトガルを通り、スペインのセビーリャという町でムスリムの王にゴスペルを伝道してしまったのが運の尽き、彼らはモロッコへ送られることとなります。

モロッコへ送られても彼らはめげることなく首を切られるまで宣教を続けたそうです。フランシスカンとしては彼らが初の殉教者だったそうです。このニュースを受け、聖アントニーは聖アウグスチノ修道会からフランシスカンへと改宗したそうです。聖アントニーはポルトガルでは超有名な聖人。赤ちゃんを抱いた男性を見かけたらそれは聖アントニーです。

それにしても生々しい・・・こちらも18世紀に造られ、製作者は謎。

反対側の壁面には銅でできた行進用のランプ、金と銀でつくられた行進用の十字架と矛(ほこ)にはフランシスカンというキリスト教宗派の紋章と皇室の冠。こちらも18世紀につくられたもの。

子礼拝堂の中に金色の木のベッドに静かに寝ているキリストの置物。製作者不明、18世紀終わりごろ。

木で作られた彫刻。
聖ジョセフ、赤ちゃんキリストを抱いた聖アントニー、アラカンタラの聖ピーター、聖フランシス、聖ベラード、聖母マリア。

アラカンタラの聖ピーター、聖ベラードは先ほどの悲しいお話に登場した聖人ですね。

第二の部屋

ポリクロームウッドという材質でできた十字架にかけられたキリストの像。
ポリクロームというのはギリシャ語でポリ=たくさんのクローム=色という意味でカラフルなデコレーションを施した彫刻や家具などに使われる木材なんだそうです。

作者は不明でこちらも18世紀。

教会で使用される衣服や備品の数々。
ジョアオン王5世の命令により18世紀に作られました。

修道士の部屋

お世話係の部屋。
18世紀オーク、ブラジリアンオークで作られた家具。

18世紀に造られたこちら↓のベッド、角に柱がついていて四柱式ベッドと呼ばれるそうなのですが、高熱が出た病人や、気が狂った修道士用のベッド。ここに縛り付けたりしたのでしょうか。
そしてサイズがだいぶ小さいように見えるのですが・・・

診療所のキッチン(18世紀)

修道士と病人のための食事がこちらのキッチンで作られていました。
元はこの宮殿には三つのキッチンが存在しており、王専用のキッチン、女王専用のキッチン、そして修道院ようのキッチンです。

キッチン用品は銅や真鍮(しんちゅう)が使われています。

医務室

18世紀~19世紀に使われていた医務室には処方箋と壺、すりこ木、大理石や鋳鉄(ちゅうてつ)でできたしっくいのピン、浣腸器、吸入器、薬剤系のものが展示されています。

修道院のハーブガーデンで育てたハーブや根などから薬が作られ、中には現代のような丸薬もあったそうです。
医師からの処方箋で調剤をする担当の薬剤師が展示されているモルタルでかぼちゃ、アニスの実、ミント、メロンの種を酢や蝋(ろう)、樹脂、砂糖、はちみつですり潰されて粉末状に。それぞれの病気に合った療法で薬が作られていました。

診療所

こちらの病室は重病患者用で医者や採血者が毎日訪れていました。各病室の頭側の壁にはキリストのタイル、足側の壁には聖母マリアのタイルになっています。
医者はお世話をする修道士が正しい治療を行っているか患者が確認できるよう、病室についている治療法を壁のフックにかけていました。

日曜日になると病室のベッドを引っ張りだし、患者がミサに参加できるようにしていました。
付近にある階段は墓地へとつながっています。

なんか縁起悪いですね(^▽^;)

狩りの女神ダイアナの部屋

MafraPalace-20

天井に描かれた森林にいる狩りの女神ダイアナの絵はイタリアの画家、ドメニキーノからインスパイアされたCirilo Wolkmar Machadoという方の作品で1796年にジョアオン7世王から依頼されたもの。

奥の壁にある絵はTrompe-l’œil(トロンプルイユ)というフランス語で『目を騙す』という意味の技法で現代でいうトリックアート。絵はギリシャ神話の羊飼いのインデミュオーンと月の女神セレーネーが恋に落ちる物語を描いたもの。

とてもロマンチックなお話。よろしければWikipediaへ>>>

ギリシャ神話、アマゾンの女王タレストリスとアレキサンダー大王のシルクでできた美しいタペストリー。

王座の間

公式なお客さんを招くお部屋。

天井の絵はルシタニア(古代ローマ時代の属州で現在のポルトガル&スペイン西部)の寓話。
先ほどの女神の部屋の天井と同じ画家の作品。

壁の絵は宮廷画家だったドミンゴス・セケイラ(1768/1837)

壁に描かれた絵にはそれぞれコンセプトがあり、部屋左から

▲完璧
▲静穏
▲親切
▲知識
▲寛大
▲平和
▲不変
▲良心

いかがでしたか?

ボリューム満点のマフラ国立宮殿。

今回ご紹介したのはほんの一部。
リスボンからやや距離はありますが、行く価値アリです。

是非チェックしてみてください!