もくじ
Cartuxa(カルトゥーシャ)とはどんなブランド?
Cartuxa(カルトゥーシャ)と言って、知らないポルトガル人はほぼいない、老舗かつ有名ブランド。
ポルトガル最高峰の高級ワイン、ペラマンカを作っているのもこちらのブランド。
ポルトガルのシャトーマルゴーといったところではありますが、そのお値段は5万円ほどと背伸びをすれば届く価格。さすがポルトガル!
筆者はまだペラマンカの赤にはまだ辿りつけていないので、いつか、ペラマンカ赤を飲んだ時には是非記事にしたいと思います。
広い敷地をキョロキョロ
アレンテージョの広大な敷地に建物がいくつかあり、どこへ向かったら良いのか分からずキョロキョロとしていると、英語翻訳付きの看板がありました。
ツアーの受付をする
レセプションの矢印の先にあった黄色の可愛い建物。
中はショップに
中に入ってみるとCartuxa(カルトゥーシャ)の大きなボトルが印象的なこぎれいなショップになっていました。
Cartuxaのビッグボトル・・・
注ぐの大変そうだ・・・(;^ω^)
受付を済ませてさっそくツアースタート
なんと、この日はコロナ禍であったこともあり、英語ツアーのお客さんは私と夫の二人のみ。
大人気ワイナリーの見学をプライベートでできるなんて・・・なんて贅沢でラッキーなのでしょう。
ポルトワインのセラー見学をしたことは何度もあるのですが、実はワインの見学をするのは今回が初めて。
でも、セラー内はいつも静かでひんやりとしていて、落ち着きます。
ツアーをしてくれたのは、長身でロマンスグレーの髪の毛がチャーミングなお上品な紳士でした。
時折ポルトガル人らしいジョークを混ぜながらカルトゥーシャの歴史、ワインの作り方について教えていただきました。
今は使われていないタンク。
ワインといえばオークの樽で保存するイメージですが、昔昔はこんなツボを利用していたそう。
ターリャと言って、今では少ないけれど作り続けているそう。
ドーンと大迫力ですが、こちらは残念ながら飾り。
オーク樽はフランス産のものを使用しているのだとか。
厳重に保管されているワインたち。
一口味見させてもらえませんか?
お待ちかねの試飲タイム!
赤い壁が印象的な試飲部屋。
カルトゥーシャの試飲は通常、最大で40人でやることもあるくらい人気だそうですが、今日は二人。
なんて贅沢なの。(´;ω;`)
カルトゥーシャはワインだけでなく、オリーブオイルも生産しています。
オリーブオイル皿にはロゴが刻まれていて素敵。
やはりテイスティングしてみると味が全然違ってまんまと購入しましたよ。
お皿も一緒にね!
白ワイン2杯、赤ワイン3杯の試飲。
この中に、壺で作るターリャもありました。
最初、何も説明されなくて、ただ注がれて
”どう?”と聞かれました。
私たちが飲みなれたワインとは違う、独特な風味がして普通のワインといわれて出されたら、
このワイン大丈夫?っていうような、変わった味。
初めて飲むような風味だったから正直にまずいとも言えないし、おいしいとも言えないし・・・って困ってたら、その反応が正しいと言って、ターリャであるという説明をしてくれました。
ターリャと知っていて飲むと飲めます。
それくらい、ちょっと違う。
でも、昔の人たちはこれを飲んでいたのかと思うとすごく感慨深いというか、不思議な気持ちになりました。
イエス・キリストも飲んでたんだよなぁって。
こちらが今回いただいた5種類のワイン。
Scara Coeli Branco
スカラ コエリ ブランコ
30€前後
Scara Coeliはラテン語で“天国への階段”という意味で、カルトゥーシャの修道院の名前。
辛口でありながらもフルーティーでしっかりとした味わい。
まさに天国への階段をのぼっている気分。
Scara Coeli Syrah
スカラ コエリ シラー
70~80€
バニラやチョコレート、タバコやら、様々な風味が複雑に絡みあう非常に上質なワイン。
ファンの中にはペラマンカより美味しいという人も・・・
Évora Vinho de Talha Biológico
エヴォラ ヴィーニョ デ ターリャ ビオロジコ
45€
壺で作られたターリャ、飲んだことがなければ是非お試しいただきたい。
苦みが強いけどフルーティーで、レザーや土っぽい感じなど、これまでにない経験。
Évora Vinho de Talha Branco
エヴォラ ヴィーニョ デ ターリャ ブランコ
45€前後
シトラスやグレープフルーツを思わせるスッキリとした味わいに少しスモークがかかる。
余韻の苦みがターリャらしい。
Évora Reserva Tinto
エヴォラ リゼルヴァ ティント
30~40€前後
試飲をしたとき、オーマイガーと言わされた一品。
値段は手ごろだけど、バランスが良くオークのスモーキーな香りを存分に楽しめる。
ブドウ畑を見学
5杯+1杯特別に内緒で好きなものを注ぎ足してくれたので計6杯のワインを飲み干してベロベロになってしまいました。
試飲会のあとは、ブドウ畑に入って好きなように見学して是非ブドウを味見してみてねと言われたので、お言葉に甘えて酔い覚ましのためにブドウ畑を見学させてもらいました。
真っ青な青空の下に規則正しく並ぶ葡萄の木がとても綺麗。
ワイン用のブドウ。
フルーツのように食べるのには向いてないと聞くけれど・・・
固いけど水分をたっぷりと含んでいて、酸味が強い。
いくらみたいにプチってはじける感じが好きで、何個も食べちゃった!
これはこれで好きだと思う私は変わり者でしょうか。
カルトゥーシャの敷地内を探検
ブドウ畑でのんびりしたあとは、カルトゥーシャの広大な敷地内を探検しました。
とっても楽しかったカルトゥーシャ見学、次回は是非日本の友達を連れて来たいと思いました!
カルトゥーシャへのアクセス
リスボンのSete Riosという駅にあるバス停からEvoraという地域までバスが出ています。
下記画像の赤枠で囲っているところです。
お値段は13€とおトク!!
Central de Camionagem de Évoraというバス停で降りたら、UBERに乗って10分程でCartuxaまで行くことができます。お値段は6€くらいでしょう。
↓こちらからバスのチケット予約ができます!
ツアー料金・時間帯
営業時間:毎日10時~19時
ツアー時間: 10:30 , 11:30 , 15:00 , 16:30
ツアー所要時間:1時間30分
ツアー詳細と料金
◆テイスティングなしのツアー・・・5€
◆ EAツアー(1種類のワインの試飲込み)・・・10€
◆ Cartuxaツアー(3種類のワインの試飲込み)・・・25€
◆ S.Brunoツアー(4種類のプレミアムワインの試飲を含む)・・・40€
※ペラマンカは含まれません
◆ Sto. Inácio de Loyolaツアー(5種類のプレミアムワインの試飲を含む)・・・45€
※ペラマンカは含まれません
追加料金7.50€で、地元産のソーセージやチーズを注文することができます。
ツアーの対応言語
・ポルトガル語
・英語
・スペイン語
・フランス語
買いすぎ注意!?最後にお土産をゲット!
酔っぱらっているせいで気が大きくなるのでお土産は買いすぎ注意です!
ツアー価格で少しお安く買えるので、おいしかったワインやオリーブオイルなどたくさん購入してしまいました!
ペラマンカも安く買えるとのことでかなり迷いましたが、今回はやめておきました・・・
絶対いつか!!飲んでやるからなー!!待ってろよぉぉ~!ペラマンカ!!!