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日本でも人気のカトラリーブランドのCutipol(クチポール)をご存じ?
オシャレな雑貨店などに行くとよく見かけるCutipol(クチポール)。
リスボンに直営店があるので好きな方は是非行ってみてください。とてもオシャレですよ♪
Cutipolの歴史が面白い!
クチポールはギマランイスというポルトガルでもカトラリーで有名な地域で生まれた家族経営のブランド。このあたりの地域は川がたくさんあるので川の水力を利用して機械を動かしていました。現社長のデイビッド・リベイロ氏のお祖父さんがカトラリーの職人で小さな工場を持っていました。
当時は今のようにフォークとナイフはセットになっておらず、カトラリーというとフォークオンリー。食べ物を切りたいときはフォークで切って、スープを飲むときは味噌汁を飲むみたいにして器に口をつけて飲んでいたそうです。ポルトガルでは今ではピザですらフォークとナイフで食べるのでビックリ!
フォークとナイフで食べるようになったのはフランス料理が入ってきてから。そんなこともあり、現社長のお祖父さんの時代はフォークのみを作っていたそうです。
工場を継いだのが現社長のお父さん。1960年代の初めごろに海外輸出を視野に会社名を現在のCutipolに。Cutはカトラリーを、POはポルトガルのPO。Lは会社の意味(Limitedとかかな?)
案外単純な名前だったんですね。
そのころに現社長のお母さんが入社。ここでお母さんが目覚ましい活躍を見せます。9人の子供を育てる傍ら、エネルギッシュに仕事に取組み、今のCutipolの基盤を作り上げました。
というのも、カトラリー作りが盛んだったにも関わらずデザインが今一つだったポルトガルのカトラリー産業に初めてモダンでオシャレなデザインを取り入れたのがお母さんだったのです。そして彼女は持ち前の明るさで工場の中心的存在になり、実質的なリーダーになりました。
すごすぎる・・・専業主婦で一人育てるのにひぃひぃ言ってる私は一体・・・(笑)
そして80年代に入り現在の社長が入社。コミュニケーション能力が豊かな彼はどんどん世界へ取引先を広げ現在に至ります。お姉さんたちもそれぞれ財務や在庫管理、店舗運営などに携わっているそうで家族みんなで力を合わせてるのだそうです。いい話や。
Cutipolはカトラリーだけじゃない!
今回初めて店内に入ったのですが品数の多さにびっくり。カトラリーだけかと思ったらかなり幅広くいろいろと取り扱いがあります。
お茶セットなど和風な商品も多かったイメージ。
こちらが日本でもよく見かけるカトラリーコーナー。
お箸もたくさんあって丸いタイプと角ばったタイプがあり、どちらも先がしっかりと細くなっていて持ちやすかったです。海外製品のお箸を買うのは抵抗あるけどこれならいいかも。
しかし、これだけバリエーションがあると迷いますよね。
ランプや棚などのインテリアの商品までありました。
Cutipolへのアクセス
Cutipolへは地下鉄青線or緑線、Baixa Chiadoより徒歩すぐ。