もくじ
バランコスの豚はイベリコ豚???

日本でもイベリコ豚というとおいしい豚肉のイメージがありますが、もともとイベリコ豚というのは、このあたりの地域の古い名前であるイベリアから来ています。
ポルトガルとスペインがある半島は、今でもイベリア半島と呼ばれています。
スペイン政府が認証したものをイベリコ豚と呼ぶそうなので、厳密にはバランコスの豚肉はイベリコ豚ではないのですが、同じ環境、同じ方法で育てられている上、ポルトガルで育ててスペインでイベリコ豚として販売されている例も多くあるので、
イベリコ豚だけど、イベリコ豚と呼べない
といった感じでしょうか。
だけど、その分安価でいただくことができます。
なんだかおトクな感じがしません?
今回私が行った、バランコスという地域はスペインとの国境ギリギリのところにあります。

バランコスの看板には、生ハムの首都と、書いてあります。
実際私がバランコスに来たのは生ハムのためだったのです・・・
生ハムブランドを直撃!

Casa de PORCO PRETOはリスボンでもスーパーマーケットなどでよく見かけますが、バランコスに本社があり、普段は工場を見ることができたり、(若干怖そうですけど・・・)ツアーに参加することができるのです。
残念ながらコロナの影響で2021年7月現在はツアーは休止中とのことで、参加できなかったので、いろいろとお土産だけ買ってきました・・・
店員さんはとても親切で、あれこれと切っては真空パックに詰めてくださいました。
どれくらい買ったかというと、こーーーーーーーーんなに!

気軽に食べられるものから、最高級生ハムまで!!
最近ようやく違いが分かるようになってきたのですが、
◆プロズント・・・日本人にも馴染みのある生ハム。プロシュートとも呼ばれますよね。
◆パイオ・・・丸い形をしている生ハムっぽいんだけど、ちょっとサラミっぽい味が強いもの。スライスでも売ってるし、塊でも売ってることも多いです。
◆リングイサ・・・写真の細長いやつ。こちらもサラミっぽい味が強くて、焼いて食べることも多い。もちろんそのままでも食べられます。
◆チョリソー・・・日本でチョリソーというと、辛いウインナーというイメージですが、全く違います。写真の輪っかになったようなものがチョリソーなのですが、料理に使ったりもします。リングイサよりも柔らかくてプリプリとした食感。余談ですが、東京でチョリソーを手に入れたくてカルディーや成城石井などハシゴしましたが、全然見つかりませんでした。
最初はどれを食べてもおいしいけど、全然違いが分からなかったのですが、今ではやっと見分けがつくようになりました(笑)

バランコスでランチを頂戴する

Casa de PORCO PRETOにせっかく行ったのにツアーや食べ比べにありつけなくて残念すぎましたが、店員さんにオススメのレストランを教えてもらいました。

店内は、The ポルトガルの伝統的なレストランという感じ。
少し遅かったのでランチの時間が終わってしまったそうなのですが、
日本からここの豚料理を食べに来たのに~・・・と、泣き落としたら仕方なしにグリルに再度火をつけてくださいました(笑)
すみません・・・

この日は本当に暑くてワンちゃんも店内で涼んでいました。
床はひんやりしていて気持ちいいよね。

外は灼熱の暑さなのでキンキンに冷えたサングリアをいただきました。
ゴクゴク飲んでしまいます。
地元のオリーブもおいしい~!

とにかく暑いのでフレッシュなサラダを!と、頼んだら巨大なサラダが出てきました・・・
ポルトガルサイズ・・・

さぁ、来ましたよ。
豚肉の聖地の豚肉のグリルをいただこうか・・・
これは、うん、人生で食べた豚肉のグリルの中では間違いなく一番おいしいと思う。
豚肉全般で言うと、レイタオンもおいしかったし、生ハムは私の一番の大好物といっても過言ではないし難しいけど・・・
↓レイタオンはこちらだよ☆
とにかく、旨味たっぷりとってもジューシーで、弾力がすごい。
だけど脂っこくなくて、プリプリというより、ブリブリ?え?何それって?
後半はレモンをかけてさっぱりと味変。
大きすぎて完食までとはいかなかったけど、かなり記憶に残る食事となりました。
私たちが食べている最中に、店員さんたちが家族でお食事を食べ始めていました。
ごめんなさーい!今度はちゃんとお昼時にきますからーーー!!
このレストランはかなり穴場でした。
スペインに寄っていく

スペインとの国境がすぐそばだったので寄ってきました!

これで、スペインに行ったことがあると言ってもいいものでしょうか?
ダメか・・・
バランコスで世界最高の豚肉を食してはいかが?(o^―^o)