妊婦がポルトガルで気を付けること

常識が全然違うことにビックリ！

ポルトガルで妊婦を経験して、日本とはいろいろと常識が違い、カルチャーショックを受けました。
特に苦労したのが食べ物。

妊娠判明当初、いろんな病院に行ったのですが、どこでも口酸っぱく言われたのが、“レストランでは絶対にサラダを食べないこと”。

えぇぇ！？日本では野菜をしっかり食べるよう指導されるのに、サラダを食べちゃいけないってどういうこと！？と混乱したのですが、ポルトガルでは妊婦が外でサラダを食べてはいけないというのは常識中の常識。

ポルトガルでは日本よりも野菜などの安全基準が低く、その辺のお店に行くとカビの生えた果物や野菜が普通に売っています。上手に選べばとても品質が良くて安価なものに出会えますが、注意が必要。

レストランが野菜をしっかり洗っているかどうか分からないため、リステリア菌感染の可能性があるのだそうです。

ただでさえ野菜が少ないポルトガル料理。野菜不足が深刻になっていしまいます。
もし自分で生野菜が食べたい場合、スーパーマーケットに出来合いのサラダが売っているのですが、そちらも消毒が必要なのだそう。

上画像のような野菜専用の洗剤がスーパーに売っていますので水いっぱいに漬けた野菜や果物に洗剤を回し入れ、10分放置。
その後、キレイに洗い流します。

この洗剤、本当に漂白剤のような香りがするので若干不安になりますが、お医者様が使うようにというので従っていました。

ポルトガルはハム類がとても美味しいので、せっかくポルトガルに来て生ハムが食べられないのはとても残念ではありますが、これは言うまでもなく、トキソプラズマ感染のリスクがあるからです。

妊娠期間中、生ハム類食べられなかったの本当にツラかった・・・

しかし、チョリソーなど火を通すようなソーセージ類は大丈夫なので塩分に気を付けて目いっぱい楽しみましょう！

牛肉のステーキやハンバーガーなどはレアな場合が多いです。

肉類を食べるならしっかりと火を通す豚肉or鶏肉類がオススメ。

卵を使ったスイーツが多いポルトガル。
火の通っていないメレンゲ系やミルク系のスイーツは食べちゃダメとのことでした。これは日本も同じですね。

寿司は日本でも賛否両論がありますよね。

日本であればもしかしたらたまには食べたかもしれませんが、ポルトガルではなんとなく心配なので一応やめておきました。どっちにしてもそんなに美味しくないし・・・(;’∀’)

絞っただけのオレンジジュースは大体どこのレストランやカフェでも取り扱っていますが、機械を使って絞っている場合、機械が清潔かどうか分からないという理由でやめておいた方がいいと言われたことがありました。

レストランでもカフェでも、ノンアルコールのメニューがすごく少なくて苦労しました。
せっかく美味しい食事を食べているのに飲み物が水じゃ味気ないですものね・・・

あれもこれもダメだと制限されてしまう妊婦さん。
ただでさえ食べたいものが食べられないので私はスイーツやジャンクフードなど、食べられる範囲で結構自由に楽しむようにしていました。

気を付ける点だけ気を付けてあとはリラックスして旅行を楽しみたいですね！